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キシマの映画日和

映画大好き女子大生です。映画の感想や情報を掲載します。新しい映画から古い映画まで。主に洋画が好きです。

映画「バーニー/みんなが愛した殺人者」実話の物語。あらすじ、感想、ネタバレ。

コメディ ヒューマンドラマ 大人向け 洋画

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バーニー/みんなが愛した殺人者   80/100

 

 原題:Bernie  公開:2011年  上映時間:99分

 

 ジャック・ブラック最高!彼だからこんなに面白い!

 

 実際にあった殺人事件とその犯人をコミカルに描いている点が高評価。

 ジャック・ブラックの演技もそうだが、物語がまず面白い。そして深い。

 

 時間も99分と短いので、サクっと見れます。

 一風変わったコメディ映画「バーニー/みんなが愛した殺人者」、おすすめです! 

 

 

 

 

あらすじ

 テキサス州の片田舎で葬儀屋を経営するバーニー(ジャック・ブラック)は、誠実な人柄で町の誰からも愛されていた。

 やがて彼は、金持ちの未亡人マージョリー(シャーリー・マクレーン)と仲良くなり、いつしか銀行口座の管理を任されるほど信頼されるようになる。

 しかし、彼女を殺害してしまったバーニーは、その後もマージョリーが生きているかのように振る舞う……。

 

 

 なんて奇天烈なストーリー。まるで喜劇ですね。

 町のみんなに殺しがバレないよう、あたかも生きているように振る舞うなんて。

 

 「今日ゲーセンで彼氏にスヌーピーのぬいぐるみ取ってもらったの!マンモスうれピー♡」って彼氏もいないのに、ツイッターで呟く女の子みたいな。

 

 そんな痛い子の話は置いといて。

 

 本作「バーニー/みんなが愛した殺人者」は一人の男バーニーのとある出来事を、ドキュメンタリータッチで描いています。

 

 つまり実在の人物や俳優にバーニーについて語ってもらう、というインタビューの形式を取っているのです。そのシーンが結構多いのですが、まあ正直なんでインタビュー形式にしたのか?という疑問は出ますよね。

 

 でもまあ、監督のリチャード・リンクレイターが住人のインタビューで、バーニーという男を表現したかったんでしょう。

 観客はそうかー…と頷いて見る他ありません。

 

起:エンバーミング 

  バーニーは葬儀屋さんです。

 彼がある老人の死体防腐処理をするという場面から物語が始まります。

 死体防腐処理を英語でエンバーミングというのですが、そのシーンが結構ためになりました。個人の爪を切ったり、お化粧をしたり…。

 物語には関係ないんですけどね。

 

 バーニーは町のみんなから愛される男です。歌もうまく、柔軟性があって、頭がいい。老人たちにも敬意を持って接します。

 故人の死を悼む人々を温かく励まし、見守ります。

 また高級な棺を嫌らしくなく、自然に売り込むやり手の営業マンでもあります。

 

 俳優ジャックブラックの人の良さががにじみ出るような役柄ですね。

 

 しかしそんなバーニーは出会ってしまいます。

 金持ちのサイテー鬼ババア、マージョリーと。

 

承:意地悪ババア

 マージョリーは町のみんなから嫌われています。傲慢で、性格が悪いのです。

 「5ドルで殺しを受け持つ人だっている」「ありゃ生まれた時からバアさんだったのさ」と言われるくらいに。

 

 バーニーとマージョリーは次第に仲良くなり、どこへ行くにも一緒です。

 友達か、恋人か、分かりませんが旅行も一緒に行っちゃいます。

 

 そしてついに、マージョリーの遺産相続人になってしまうのです。

 

 これはもしかしたらバーニーの計算なのか?

 でもバーニーは最高にイイヤツだし…。

 

 実際のところバーニーがどんな考えでマージョリーと共に過ごしていたのかは分かりません。

 

 さらに時が経ち、傲慢なマージョリーはバーニーを奴隷のように扱い始めます。

 私のお金であなたは贅沢な思いをしている、だから足の爪を切ってね、呼んだらすぐ来てね、絶対服従よ、ってな具合に。

 

 バーニーはだんだんと息苦しくなっていきます…。

 

転:悪魔が降りてくる

 バーニーは足元にある銃を見つけます。

 そしてふっと、まるでタバコの火を消すように自然に、マージョリーを撃ち殺します。

 

 今までの意地悪が脳裏をよぎったんでしょう。

 車庫に乾いた銃声が4回響きました。

 

 バーニーはハッと意識を取り戻したように現実に引き戻され、倒れたマージョリーに懺悔するのです。

 

 しかしバーニーは警察には行きません。

 

 まるでマージョリーが生きているように見せかけます。

 そして彼女のお金を湯水のように使うのでした。でも自分の欲の為ではありません。募金をしたり、教会の建設に使うのです。

 

 そこがまた考え所ですよね。バーニーは決して悪人ではないのです。

 性悪ババアを殺し、金を奪うのは善人のすることではありませんが…。

 

 マージョリーの死体を発見されたバーニーは殺意は無かったと主張します。

 でも奴隷のような扱いに耐えられなかったと涙を流すのです。

 

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住民大ショック

 庭に入り込んだアルマジロも殺せないバーニーが、まさか人を殺すなんて!

 町の人は驚きます。そして言うのです。

 

「バーニーは悪くない」「どうにかして無罪に」「たった4発!5発じゃないわ」

 

 どうかしてるぜ!

 確かにバーニーはイイヤツです。みんな彼が大好きです。

 

 だからって罪に問われないのは違いますよね。

 

 留置所でも人気者なバーニー。カリスマ性のある男です。

 それはもう怖いくらいに。

 

 いつしか誰もがバーニーの虜になっていたんですね。

 「彼は殺人者だ」と当たり前のことを言う検事は白い眼を向けられるくらいに。

 

 これはもう一種のマインドコントロールと言ってもいいんじゃないでしょうか。

 

 本作はただのコメディではなく、重要なテーマを奥に秘めた問題提起映画でもあるのです。

 

結:無罪か?有罪か?

殺人罪で有罪です。終身刑です。人を殺し、冷凍庫に隠したんですから当然です。

 

しかし町の住民は涙を流し、ありえないという顔をします。

いやいやいや。

人を殺したんですよ。終身刑でいいでしょ。

 

エンディングにはバーニーとジャックブラックが面会をする映像が流れます。音はありません。バーニーは刑務所の手芸工房で刺繍をして過ごしているとか…。

 

感想

 だいぶ長くなってしまいました…。

 とにかく言えるのは、殺人は殺人ですよ、ってこと。

 人間ですから感情を持って物事を見るのはいいんですけどね。

 事実に惑わされてはいけないのです。

 

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キャスト最高!

 ジャック・ブラックが最高な演技を見せてくれます。

 彼のいいところが存分に味わえる映画ですよ。

 例えば歌。彼は歌がサイコーにうまいのですが、本作では歌いっぱなしです。

 

 いやー、たまげた。

 

 特にミュージカルのシーンが好きです。

 もう動いているだけで面白いんですよ。コミカルな役をやったら、右に出るものはいませんね。

 

 いじわるバアさん、マージョリーを演じたシャーリー・マクレーンも素晴らしいです。今年で82歳になる女優さんです。名作「アパートの鍵貸します」に出演しています。

 何より82という歳でも映画に出演している、という点が勇気づけられます。

 昔の彼女の映画を見ると、確かに年を取ったなーとは思いますが、そんなの関係ないってくらいおばーさん役を頑張っています。

   

最後に一言 

  「バーニー/みんなが愛した殺人者」ジャック・ブラックの代表作と言ってもいいよね!

 

 彼の演技には拍手と糖質控えめなカップケーキを送りたいです。

 

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